漢方の優れた力を引き出すための工夫
漢方の処方というのは不思議なもので、組み合わせる生薬の種類や分量の原則を違えると全く効かなくなったりします。
いくつかの絵の具を混ぜ合わせて作ったキレイな色にどれか1色を加えると、さっきまでのキレイな色とは全く違ったものになってしまうようなもので、絶妙なバランスの上に成り立っているのが漢方処方なんだと思います。
ですから、この組み合わせの原則を変えることはできないし、変えてしまうと漢方とは呼べなくなってしまう。
つまり「防風通聖散」という名前で販売されている漢方薬は、日本中同じ原則のもとに配合しているわけなんです。
とはいえ、昔からある薬と同じものならば、わざわざロート製薬が製品にする意味はありません。従来の漢方より一歩も二歩も進んだ新しい漢方として製品化する。これは、開発に着手した当初から、我々のメインテーマでした。
そこで我々は、配合する成分の「抽出法」にもとことんこだわることで、より漢方の優れた力を引き出せないかと考えました。
例えば、「ロート防風通聖散錠」に配合される生薬のひとつに「マオウ」というものがあります。
これに含まれる効果成分が脂肪燃焼作用を有している。では、この成分をより多くエキス中に含むことができる抽出法を探ってみようということで試験を繰り返しました。
また、「ロート十全大補湯錠」に含まれる「ジオウ」という生薬の性質を研究したところ、「熟ジオウ」と呼ばれるものが血流改善効果の高いことがわかりました。
「ならば熟ジオウを使おう」といった感じで、原材料の質にもとことんこだわっていったのです。
これはほんの一例ですが、こうしたさまざまな工夫により、漢方の優れた力を十二分に引き出すことができました。
|